風刺的
#時効遂にやって来る この時がこの瞬間を待ち望んでいた 鉛のように重くのしかかって来るのはその選択をしたワタシへの罰か 動く、動け クルケあの瞬間からワタシの時計は停まったまま この贖罪も 費やした日々も一切合切 消える訳じゃナイのに 失くなる訳じ…
言葉を詰め合わせてできる散文はいつまで経ってもごちゃまぜで本当はずっと簡潔にしたかったのにいつまで経ったって片付きやしない “どうして”なんて言葉を呑み込んでやっとの思いで出た言葉は私と君の本心の 本音のたったイチブにしかすぎないんだ 本当はそ…
お気に入りだったリップが切れてしまった。 買いに行かなくちゃ。 あんな事があったのに、冷静にも正常に回る思考回路。 今日もあたしは息(生き)てる。 その事実だけが、今は無機質にあたしの身体を動かす。 お父さん、お母さん。 置いて行かないで。 もっ…
これは伝言ゲームみたいなものだと囁く小さくも黒い影は言った。 当事者様たちでさえ、食い違いがあるのに正確性が不安定のまま流されては意味はもう無いのだと。 拡がる話は、本人たちの知らぬところで予期せぬ方角へと膨らんでしまう。 話の独り歩き。正確…
道端で溢れるザラつく耳障りな声を 砂嵐のような雑音と形容して なんてことのない表情をして通り過ぎて 遠ざけて自分を守っておりました。 耳が痛くなるようなそんな有り難いお言葉。 『ありがたや、ありがたや・・・』 『信じる者は救われる』『信じる者は…