Paradox#

思考ノートの切れ端⸜( •ω• )⸝ その時の心境や状況によって様々な角度で切り込んでいることがしばしば。

世の中の一片

 

道端で溢れる
ザラつく耳障りな声を

砂嵐のような雑音と形容して


なんてことのない表情をして
通り過ぎて 遠ざけて
自分を守っておりました。

 

耳が痛くなるような
そんな有り難いお言葉。

『ありがたや、ありがたや・・・』

 

『信じる者は救われる』
『信じる者は救われる』
『信じる者は救われる』

 

信じぬものは救われない?
いつ?どこで?なにから?

 

非科学的根拠 科学的根拠
どうせ追い求めて
張り合ったところで


信じられぬ 有り得ないような
奇跡が起こるのもまた事実。

 

否定も肯定もしないさ。

 

加害者は加害者と気づかず
被害者は被害を増やさないよう
時には耳を突き抜ける。

 

どちらも 無自覚のうちに
加害者、被害者になり得る
この世の中だから

 

善意が悪意に変わるときもあれば
悪意が善意と捉えられる時もある。

 

友情、家族 人間関係の亀裂
己の信ずる幸福のもとに
別の形の幸福の悟りを

祈りを掲げて

 

なにかから救われたい
不安や孤独、寂しさから


人間関係のストレス、苦しみ
はたまた別の要因から
救われたい・・・

 

そんな、誰もは一度は思うであろう
些細な願い。

 

その人の
後のこと、余生を
知る者は誰も居ませんでした。

 

 

☆…☆‥★‥☆‥‥★…☆★‥…☆…★‥★

 

 

【どうせ。】

 

見えない、聞こえない、

言わないフリしてるだけだろ。

 

それとも、都合よく解釈してるだけかな。

 

いらない情報はシャットダウンしよう。

なにもキョーミないから。

 

いらないニュース いらない娯楽 ドラマ

いらないコミュニケーション

いらないコミュニティー

 

『たくさんの情報で溢れ返ってるから

取捨選択しないとやっていけないよ』って

この先の道なり、

いつかのやさしいオジサンが教える。

 

ふっくらとした膨らみのパンに目を向けながら。

 

本当のところは、

親切心という言葉を利用した

エゴイストだったのかもしれない。

 

いつかのもう遠い話。

道路の道端で野良猫が死んでた。

 

口に泡を吹かせて、

ぐちゅぐちゅってナニカが飛び出してる。

辺りに紅い液体が散らばってた。

 

知らん顔で通り過ぎてく車たち。

近くを通り過ぎたサラリーマンが口元を抑え、

OLのお姉さんが何処かに電話してた。

 

沢山の人たちがネコの存在を

最初から居なかったものかのように、

当然に避けて過ぎ去ってく。

 

チリッと胸の奥が傷んだ気がした。

 

翌日、何事も無かったかのように

道路は清潔を保っていた。

 

・・・いや、一つだけ違った。

死体があった場所に花束が添えられていた。

 

・・・ように、思いたかっただけかもしれない。

 

きっと、世界中には

幾らでも溢れてる。

こういう話。

 

ちょっとだけ、言い方を悪くすると、

胸糞悪い・・・そんなお噺。

 

 

★‥…☆★‥☆…★‥‥☆……☆★…★‥…★

 

 

2019.06.17に記載されたらしい文章を一部修正し、

公開する運びとなりました。

 

【どうせ。】は、世の中の一片を読み返し、

思いつき、気づいたら仕上がっていました。

 

加筆という形で追加させて頂きます。