指切りげんまん

もう自分が誰だか忘れてしまったけれど、
この土地を“知っている”という
記憶だけは遺ってる。

どうしても忘れたくなかったんだろうね。

多分、以前の“この人”にとって
憶えておきたい大切な記憶だったんだ。

そんな…日々だったんだろうね。

どんな日常だったんだろう、
嬉しいこともキツいこともあるだろうけど
“この人”にとってーーー

“私”は知りたいんだ。
それが、どんなに酷な記憶だったとしても。

思い出さなきゃ、いけない気がするんだ。

帰る場所、帰りたい場所、
帰りたくない場所、帰るべき場所。

…以前のこの人は、どんな人だったんだろうね。

キミはどう思う？
そうか、分からないか。

そうだよな。

今の自分は、“帰る場所”がないから、
少し、キミがうらやましい。

名前すら、思い出せない自分にとって、
この地を“知っている”という記憶が
どれほど、救われるモノだったか。

キミにとって、この地は
忌々しいものでしかないのだろうけど、
こう考えてる自分のような人も居るからさ。

それだけは、覚えておいて欲しいな。

……さて、私はもう行くよ。
どこに行くかって？

新しい、家だよ。

思い出せない私は、
新しく居場所を創ることしか…出来なかった。

覚えていたら、
また違った選択肢もあったんだろう。

そういう意味で、帰る家があるというのに、
“帰る場所”だと思えない自分が居る。

……旗から見れば
幸せな、ことなのにな。

仮住まいーーーみたいなさ。
どこか、落ち着かない気分ではあるかなあ。

本来の自分ではない感じ。

ちょいと難しいか。
わたしも、むずかしい。

感覚的なことは、中々。

キミも帰るかどうかは分からないけれど、
記憶があるうちに、決めなね。

…私みたいになっちゃうかもしれないからさ。

不謹慎？
ははっ。　ごめん、ごめん！

じゃあね。

また会える？　……また逢える、か。

そうだね、その時は。
キミが笑顔で過ごせてる時に
逢えると良いなーーー

私も？

キミは、嬉しいことを言ってくれるね。

……うん、そうだな。
きっと私も笑えてるんじゃないかな…

おや。
それは、よくある
“約束”、というものかい？

それなら。

約束、しようか。

ーーーー“あの人”と同じくらいの歳になった。

偶然、街中で似たような人を見かけ。
あの日の記憶が呼び醒まされる。

いつかのあの日の情景、いつかのあの人。
あの日の指切り。

貴方は、今……幸せですか？

「こんにちは！」

あの人が振り返る。

覚えていますか？
今……貴方に話したいことが沢山あるんです。

ーーー副題、【記憶の希望】。

＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

まだ残された、微かな。

希望と形容するには、

足りなさすぎる光。

引き止めだったのか、あるいは、

自分自身に言い聞かせてたのか。

本人でさえも、解らない。

たとえ、一時的なものだとしても・・・

約束に託した想い。

交差する二人。

過去、吐露したからこそ、

現在（いま）、何らかの作用が起こった。

それらが入り混じった……物語。

＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

Thank you...♡

こんにちは、ばけです👻

いちご🍓が目立つ季節になりましたねっ！！

皆様は、いちご食べましたか？

私は……いちご狩りに最近行ってきたので、

たらふく食べてきました🤤

いちごも色んな形やお味があって……

面白いなぁって感じました(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾

さて。

毎回のことですが、

カテゴリー分けに悩みますね💭

こちらはこっちかなぁ…

うーん、それだと……の試行錯誤で🤔

その日、描いたものだと、

別の日に読み返してみると、

また違った気持ちになることも多くて。

新しく気づくこともあったり。

今後も、

あ、この一文章、知ってる！ということもあるかもしれません。

（今回も、ワンフレーズ…

いや、何箇所か…かな？

散りばめてるなーって読み返してみて感じました。）

意図的にではないのですが、

後々、伏線になることもあったりで。

創り方は人それぞれだと思うので、

何とも言えないのですが。

他の方もそういうことがあるのかな？

なんにせよ、奥深いですよね…！

区切りが良さそうなので、この辺で💫

まだまだ寒さが残る季節。

皆様、お身体にお気をつけてお過ごし下さいませ( ´͈ ᵕ `͈ )