とうめいよりはるか

泣きたくなる
悲しくなる 切なくなる
胸が締め付けられる

忘れたくない事
忘れたいと思う事も
本当は忘れて欲しくないのだと
何処かでは思っていることも

揺れ
流れ 波に拐われ 洗い流してゆく
晴天 故に今宵、月映ゆる
『今年も寒い季節になりましたね』
そっと想いを放るのです

とぷん ざぷん
ゆらゆらりと 危うげに
ひとつ ふたつ みっつ
零れた想いは溢れる泪へと変換される
寂しいもこうして流せばつらくないから

波の音がする 大きい音だ
声が攫われてしまいそうなほど

唱えた
まじないはどこか呪いのように思えた
言葉とは 人間関係とは 『むつかしい』
そう憂い封じるのが最善と
ひとりの世界 閉じ篭り
投げ捨てようとした

終わらそう
関係 はじまり そのもの
すべて　断ち切ろうとも

警鐘は常に鳴らされている
ざわり 胸騒ぎがする
通じる警告 計画は徒労に終わる
手を取り合い、なんてことない顔をして
ふたり、仲良く帰路を歩く

物語はそれで終い
なぁんてことのない話 よくある話
それでもきっと ふたりにとって
特別なお噺で一日。

来年も・・・
手を重ね 視線のおいかけっこ
交じ合えば 後に唇が重なるだけ
言葉はもういらぬでしょう

想い出の場所
こうしてまた出逢えた事
諦めなかった事
拾った可能性 創った可能性 諸々の事情
複雑に絡んでは糸のように繋がり
導く
偶然が必然となり、必然が命（めい）となる

それを人は運命（さだめ）と呼ぶ
あたしは否定する
その言葉であきらめ
受け止め切れるほど、
上手いと言われる方法で割り切るには
あたし
大人でないし、いいこじゃない

我慢する事 飲み込む事
懐に落とし込むコト
適当な理由を探して
必死に言い聞かせる作業も
板に着いて 何も思わなくなっちゃった

あたし、一体何がしたかったんだろ
そんな疑問すら抱かず
不思議とさえ思わなくなってしまったことも
すべてを忘れて

泡のように消えてゆく
志半ば すぅっと溶けてく
揺れる
散り行く花びら もうそんな季節
遷ろい 過ぎ去るは早い

不甲斐なかった
その嘆きすら洗い流して
新しく生まれ変わろう、だなんて

（―――虫が良すぎるよな）。

潰える
威勢良い目覚ましの音 鐘が鳴る
戻される意識 現実へ引きずり起こされる
・・・もう朝だ、起きよう

――――『おはよう』

ずっと考えていました。

よるからあさがはじまる。

なんどけいけんしただろう。

よあけも、あさけも、ゆうやけも。
めをうばわれるくらい、
こんなにもうつくしいというのに。

いつのことだったか。
すっかり。

わすれてしまった。

わすれたみたい・・・

【追伸】

不思議な感じにしたかったのです。

物事の俯瞰。

他人事の様な視点。

主観、時に客観、第三者としての進行。

浮遊感、どこに着地して良いか分からない。
そんな感じを目指し、諳んじて描写していたような気がします。

そのような中の足取りほど、不安定で危なげ。
闇の中を彷徨ってる気分なのです。

現実と一本、かろうじて繋がってる感覚。

なくなってもよいのですよ、というような。
それすらもどうでもいい感じもあったのかも。

ふわふわ、ゆらゆら。
擬音だとこんな感じかもしれないなあ、なんて思いながら。

かつて、そんな感じの中を生きていた気がします。
ぼぅっとしてる、とでも言えばいいのか。

むなしい、とはまた違くて。
大切なものが抜け落ちたような、ぽっかり空いてしまったような、そんな感じともまた違う。

執着がなくなっていたのかもしれないです。

いや、執着があったからこそ、無機質に近い状態になったのかも。

いつ、いなくなってもいい。
私はどうなってもいい。
どうでもいい。
期待しない。
悲しくなりたくない。
もう、泣きたくもない。
傷つきたくない、絶望したくない、失望したくない・・・！

・・・どこか諦めていたのかもしれないですね。

生きることに。
そこから得られることに。
この先の将来すら、描くことも。

期待していた部分もあったのかもしれない。

それと同じように、

期待されていた面もあったのかもしれない。

応える、重圧、

執着、束縛、支配、

恐怖、怒り、哀しみ、呆れ、

その他諸々……

抱えてるモノやコトを

手放してしまいたくなる瞬間は多々あって。

早く楽になりたかった。

感じ、それらを自分に向けて考えるからこそ、

どんな気持ちも、たとえ自分自身には向けられていない感情（例えば、悪意など）でも・・・

発露する場所を見つけられず、

溜め込みすぎてしまえば、

仕舞い込みし続けていれば・・・

無限ではないから、

器の許容量の限界も

とうに来てしまうというのに。

ああ、溢れてるって気づいていても。

そうなんだねって呑み込んで抑え込み、

微笑んで仕舞いこむ。

いつしか当たり前となった。

何も感じていないフリ。

過敏であるから、鈍感であるように。

目を瞑るように。

長くは続かない事はきっとどっかで解ってた。

痛みとなり、はね返る。

何倍となって。

虚ろな陰が背後から侵食する。

気を許して抜いてしまえば、

呑み込もうと潜んでいる。

我慢した分の反動が自身を襲う。

制御できる時もあれば、

出来ない時もある。

その時点で

“人形”ではなく、

“ロボット”でもなかった。

不完全であり、未完全。

どこまでも、にんげんだった。

あの時の私を繋ぎ止めていたのは、
なんだったのでしょう。

人だった。

人に絶望したくせに、
『嫌い』だと言いながら、
それでも人を“愛おしい”と思う矛盾。

死のうと思って、
独りでに首を締めたり、
飛び降りようとしたり。

くるしい瞬間、思い出すのは、
いつも後悔ばかり。
懺悔ばかり。

ある程度の所まで到達すると次に、

走馬灯のように

沢山の言葉、嬉しかった瞬間が過る。

不思議と涙が伝った。

どうすればよかったのかな。
いいこじゃなくてごめんね、
もう、生きたくないんだよ。

生きたくないの、
死んだ方が楽かなって思う時もあるの。

つかれちゃった。
笑うのも、合わせるのも。

ヘラって笑って、
何も思っていないように
見せかけておどけて、
○○○○を演じてみせる。

本当がどっちかって？
どっちもなんだよ。
どの自分も私。

だから、疲れちゃった。

・・・とかね、思ってた。

ぐらぐらする脳内も、
あぁ、飽きたなあ、つまんないなあ。
こんなこと繰り返して、バカみたい。

そんなこと思っていても、
変えられない、

変われない自分も、その環境も
嫌で嫌で嫌で仕方がなかった。

思っていることも、

本当はどこか、奥底で怒っていることも。

内面も、色んな事を曝け出すには、

あの頃の自分自身の感覚を言葉にすると、

人を信じるのにも段階があって。

ここまでっていうロックを掛けて、

無意識に自分自身を護っていた。

文章でさえ、そうだった。

第一段階、二段階目・・・って。

そう気づいた時、とても悲しくなった。

変えたい、と切望してる自分がいた。

今も、抱えていた問題を

打ち明けがてら、描くには

精神的な負荷が掛かるのか……

途中までしか綴ることが出来ていない。

相当な体力がいるみたいなんだ。

曖昧にぼかしてならまだ、形になる。

でも、それじゃだめなんだ。

いつだって、そのままでは。

私の意地なのかもしれない。

思い出し、分かりやすく、形にする。

まだどこか、ブロックがあるのか。

形にしよう、と思ったのは、

ブロックが外れたからなのか。

話を戻しましょう。

それでも、そんな日常の最中、
かなしいことばかりでなかった瞬間もあって。

そう気づいた時には。

光が差し込む。

開ける。

色んな日があるように、
色んな夜もあって、朝もある。

そう思う日もあれば、

そうじゃない日だってある。

もう少し・・・と、
先延ばしにしていた夜

日々の数々も、
今思うと、無駄ではなかったのでしょう。

そういう、無駄ではなかった、という
意味やら後付も・・・

自分という個体がこの世に
失くなってしまえば、何もならないのです。

星座やお月様が映える、

綺麗な夜が増えてきましたね( 'ㅅ')

日々、様々な気持ちが渦巻いて

そんな中、空をふと眺めると、

更に複雑な心境になったり、

あぁ、頑張ろってなったり。

過去のことを思い出して、

ある状況で見た情景の頃の気持ちが再現されたり。

重なったり。

感情…思考？が忙しいっ！！

きっと当時、感じていた事が沢山あって、見た景色に閉じこめてたのかなぁ…って。

幻想的だったり、綺麗な空模様だと特にトリガー（きっかけ）になりやすいのかも。

記憶が思い出しやすかったりするよね。

目印？

これからも増えてくんだろうなって感じてます😌

それと同じように、忘れちゃう事もあるんだろうなーって。

前向きに捉えていきたいところです✊

𖢔꙳𐂂𖥧˖* 𝙼𝚎𝚛𝚛𝚢 𝚇𝚖𝚊𝚜  ࿄ཽ·˖*‬𓂃 𓍄 𓄽𓇬𓈒

素敵な夜を👋